« 作用時間の長いものがほしい | トップページ | Mary Oil の効果(ケトン値グラフ) »

2016年9月10日 (土)

専門医には認知されていないココナツ療法

  アルツハイマー介護者からみれば、はっきりと効果が分かるココナツオイル療法だが、専門医にはまだまともなものとは認知されていないようだ。
 
 「認知症最新研究 (治療法と予防戦略)」という講演の記録を読んだ(学士会会報2016-V)。今年の4月に行われた講演だ。講演者は柳澤勝彦氏。国立長寿医療研究センター長・認知症先進医療開発センター長という肩書の人だ。この「最新」の話の中にもココナツコの字も、ケトンのケの字も出てこない。
 
 メアリーニューポートの本を翻訳された白澤卓二教授(順天堂大学)のWebページ を見ても、ご専門は加齢医学の方のようで、認知症予防については書いてあるが、治療についてはニューポートの本の引用を出る言及は見当たらない。ただし、同氏のココナッツオイル健康事典 のアルツハイマー病の項目では「2~3時間ごとに1杯が目安」と書いてある。これはニューポートの本には書かれていない摂り方だ。
 
 「ココナツオイル 認知症」でインターネット検索しても、検索にかかるのはココナツオイルの販売者の記事で、そのほとんどはMeary Newportの本の受け売りだ。お医者さんが書いたものは見当たらない。つまり日本の、医療現場で検証された情報は見当たらない。
 
 コウノメソッドをまとめた最新刊 (2015.10)でも全く触れられていない。
 
 これはアメリカでも似たような状況にあるようで、Mary Newportの近著 (2015刊、未邦訳)でも下記のようなことを書いている。
 
 ・ ココナツ療法も臨床医の間で大分知られてきた。残りの人もいずれ知ることになるだろう。(つまり、まだまだだ)
 ・ 医者向けのオンライン講座 も開設された。
 ・ 医者の多くはこの療法のことを患者から初めて聞くのだ。
 ・ 臨床医はココナツ療法ははやりの民間療法の一つだとして、まじめには見ていない。
 
  彼女は下記のような研究の成果が出たら、医学界の認識も変わらると期待している。
 
 ・ 2013年にByrd Alzheimer's Institute がココナツオイルとMCTオイルのミックスを用いた、統計学的にも確かなテストを始めた。結果が出るには2年以上かかる。
 ・ ケベックの大学でMCTオイルの認知に及ぼす影響の3年研究プロジェクトを始めた。
 ・ 南フロリダ大学で、ケトン体治療の研究を力をいれて推進している。
 つまり、生理学的な基礎研究や、効いたという事例はあるが、きちんとした統計データに裏付けられた「効果」データはまだない。したがって専門医が、根拠の薄い民間療法だとみなすのも無理はない。きちんとした実験でそういうデータがそろうのを待つしかないだろう。
 
 それまでの間は患者の介護者が手探りでやるしかないだろう。Maryは必ず、医者と相談のうえやれと言っている。かかりつけのお医者さんが馬鹿にせずに聞いてくれれば幸いだが、そうでないお医者様もいるだろう。幸いにして、MCTオイルもココナツオイルも食品だから、医者の処方箋が必要なわけではない。

« 作用時間の長いものがほしい | トップページ | Mary Oil の効果(ケトン値グラフ) »

3型糖尿病・ココナツオイル・MCTオイル・ケトン体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 作用時間の長いものがほしい | トップページ | Mary Oil の効果(ケトン値グラフ) »