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2016年9月14日 (水)

記憶: 主語が変わる 

  Yはまだわりに短期記憶は残っている。しかし、ときどき主語が変わって記憶されている。経験は海馬で整理され索引がつけられて、脳全体で記憶されるそうだが、その索引づけの段階で主語のとり違えが起こるようだ。

  私が、Yの衣類の整理(季節的入れ替えなど)をすると、翌日には「お母さんが来て整理してくれた」という記憶になっている。薬を首に塗ってやった時もそうだった。
 
  時々行くレストランで「先日父とここで食べたの」と言われたこともある。口紅がないというので一緒に買いに行った翌日は「父が来てホレとこれを渡してくれたの」とその口紅を見せられた。衣類を買った時も「父が買ってくれた」になっていた。
 
  身辺ケア的なものの主語は母親、買い物や食事は父親になるようだ。
 
  主語台帳の中に私が二つ登録されているようだ。「さっきまでここにいた人はどこに行ったの?」と聞かれる。居たのはは私だったのだが、「ここにいた」が別の主語と結びついて記憶されたのだ。
 
  同じことがペットの犬についても起こる。ペットを抱きながら、「さっきそこで寝ていたもう一匹はどこに行ったの」と聞く。「寝ていた」の主語が別の犬になったのだ。
 
  Yの両親はとっくになくなっているのだが、このような記憶のされ方のせいで、「母はどこか近くに住んでいる。会いたい」とか、「父に会いに行きたい」という話になる。何度も「母のところに連れて行ってくれ」と頼まれて困ったことがある。
 
 

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