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2016年10月21日 (金)

ココナツオイルとMCTオイル(ケトン値グラフ付き)

  ココナツオイルとMCTオイルはどのように違うのかまとめておく。
 
  まず、組成の違いを見ておこう。

 

Mctandco_2

  ココナツオイルの成分の約6割が中鎖脂肪酸(炭素数6~12)である。残り4割は長鎖脂肪酸である。全体の約半分がラウリン酸(炭素数12)である。ココナツオイルから摂る中鎖脂肪酸の8割はこのラウリン酸である。比重0.91。

  一方、MCTオイルは100%中鎖脂肪酸である。カプリン酸(炭素数10)とカプリル酸(炭素数8)からなる。日清MCTオイルではどういう構成比になっているのかデータが見当たらない。(私のノートにはC10 42.1%, C8 57.7%, 合計99.8%というメモがあるが、出典を書き忘れている)。BattleBrewという会社がMCTオイルの製造ロットごとの検査表を公開しているが、そこの基準では、C8は50~65%、C10は30~45%と幅を持たせている。Lonza社が2012年に米国FDAに出したGRAS申請書(安全認定)申請書では、C10 42~46%、C8 53~57%と幅が狭い。比重0.93。

(2016.12.17追記: 日清MCTオイルの組成についてニックさんから情報提供がありました。この記事のコメント欄をお読みください。それによれば、C8 75%、C10 25%とのことです。)

  MCTオイルはココナツオイルやヤシ油から作られるが、市場価値の高いラウリン酸を抜き取った後の廃物利用ともいえる。

  MCTオイルは100%中鎖脂肪酸なので、血中ケトン濃度は上げやすい。また炭素数が少ない方が腸での吸収が早いという記述もある。

ココナツオイル単体を呑んだ時のグラフを示す。無香タイプ(RBDオイル)とバージンココナツオイルでは形が違った。(各1回の測定なので確定的なことは言えないが)。

無香タイプのココナツオイル単体を摂ったときのケトン値

Rbd_coconutoil

バージンココナツオイル単体を摂ったときのケトン値

Virgincoconutoil

RBDオイルとバージンオイルではピークの位置が2時間違う。

MCTオイル単体を摂ったときのケトン値(測定1)

Mct_oil_1

MCTオイル単体を摂ったときのケトン値(測定2) 6時間まで計ってみた

Mctoil2

MCTオイルとRBDオイルの4:3混合オイルを摂ったときのケトン値

Mixoil

MCTオイルとバージンココナツオイルの4:3混合オイルを摂ったときのケトン値

Mctvirginco

RBDオイルを使ったときに比べて、ピークが低く、前倒しされている。

私は、MCTオイルと無香タイプのココナツオイルを混ぜたものの方を使っている。

 

 

 

 

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3型糖尿病・ココナツオイル・MCTオイル・ケトン体」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。
ブログを読ませて頂いた者です。

少し疑問を感じたので、コメントさせて頂きます。

この記事の最下部の、「MCTオイルとバージンココナツオイルの4:3混合オイルを摂ったときのケトン値」、これが正規のメアリーオイルだと思うのですが、

数値があまりに低すぎる感じがします。
この程度の効き目のものを、医師であるメアリーさんが大々的に効果があるものとして発表するとは、考えにくいと思うのですが・・・

メアリーさんはヴァージンオイルとRBDを明確に区別していたと思うので、RBDよりヴァージンオイルのほうが効果があるということを検証したのではないでしょうか。

たしかこの記事のテストでは、攪拌されていないようでしたので、
「攪拌」して試されてはいかがでしょうか?

コメントありがとうございます。またブログをお読みいただきありがとうございます。

ケトン値は測定のたびに多少変動します。ご指摘のデータ(バージンココナツオイルを使ったメアリーオイルを呑んだ時のケトン値)も再測定すれば、もう少し大きな値が出るかもしれません。

しかし、このデータが異常に低いとも考えていません。

メアリーニューポートの1冊目の本には、ケトン値の測定値が2か所だけ出てきます。(当時は測定が大変だったのです。病院で採血してもらい、それを冷凍保存して、遠くの研究室に運んで測定していたようです。)

それらの測定値と比較しても、私の測定値が異常に低いとは言えないと思います。

本に出てくる最初のデータは彼女の夫に35mlのココナツオイルをのませたたときのものです。朝のんだ後のピークは0.04mMol/Lぐらいでした(グラフから読み取り)。夕食の時に飲んだ後は0.14mMol/Lぐらいでした。(ただし、上昇傾向の途中で測定点が終わっています)。

二つ目のデータはMCTオイルを20mlのませたときのデータです。ピーク値は0.3mMol/Lでした。

ココナツオイルとMCTオイルを混ぜたメアリーオイルを呑んだ時のデータは示されていません。多分測定していないのでしょう。

これらのデータと比較すると私の測定値が異常に低すぎるとも言えないと思います。

また、彼女の2冊目の本にはケトン値を上げるいろいろな方法を比較した表があり、その中ではココナツオイルやMCTオイルを使う方法で達成できるケトン値は0.3-0.5mMol/Lであると記されています。

これと比べても、私のデータはやや低めではありますが異常値とまでは言えないと思います。

また、ニューポートがココナツオイルの効果を世に広めるにあたっても、それによって得られるケトン値は0.3-0.5mMol/L程度であることを前提にしていたと思います。

尚、バージンオイルとRDBオイルの比較については2016.10.25の記事もご覧ください。

1冊目の本: ALZHEIMER'S DISEASE What If There Was a Cure ? (2011)
2冊目の本: The Coconut Oil & Low-Carb Sokution For Alzheimer's,Perkinson's,and Other Diseases (2015)

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