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2016年10月18日 (火)

ケトン体の血中濃度(ケトン値)について

  いろいろな場面で語られているケトン値についてまとめておこう。
 
  ケトン体濃度には、総ケトン(アセトアセテート+βヒドロキシ酪酸(BHB))の濃度を測るものと、BHBだけの濃度を測るものがあるが、ここではBHB濃度で記す。また濃度の単位はmmol/L(ミリモル・パー・リットル)だが以下では単位を省略する。
 
22         ケトアシドーシスという生命の危険もある状態
6         30日以上の絶食をした場合(絶食1日目から上がり始めて6で頭打ちになる)
~5       ケトン食、ケトジェニックダイエット
     ケトンエスエル(記事を書く予定)
~2   ケトン塩(KetoCaNaの記事参照)
0.5       胎児絨毛(胎児や新生児はケトン体エネルギーを使っている)
~0.5   激しい運動のあと
~0.5   ココナツオイル・MCTオイル
 
  ケトン値が通常(0.02)より高い状態をケトーシスという。ケトーシスをケトアシドーシス(危険状態)と直結してケトーシスは危険視されてきたのが、最近になってその効果が見直されているようだ。上の表で言えば6以下の命に別状ないレベルのケトーシスをマイルドケトーシスと呼ぶ。
 
  スポーツマンや、ケトジェニックな食事で体質改善を目指す人は4前後のマイルドケトーシスを目指すようだ。
 
  認知症には0.4程度でよいとMary Newportは書いている。
 
  妻のYについていえば、0.3あれば、安定していて、介護者としてストレスを感じる場面はほとんどない。0.2でもかなり良好である。0.1ではかなり症状にばらつきがある。0.0では認知症であることを強く感じる。(Maryは Steve was in a fog. と書いているがまさにそんな感じになる)
 
   0.1は0.05~0.149の範囲をさす。この範囲のどこかにケトン体が認知症に効き始める閾値があるのだろう。だから、0.1の時のYの症状に幅があるのだろう、と私は考えている。
 
 また、ココナツオイルには短期的効果と長期的効果がある。呑んだらすぐ効く、切れたらすぐ悪くなるというのが短期的効果だ。長期的効果とは、飲み続けているうちにだんだん症状が改善していくという効果だ。
 
 長期効果の好例がある。アルツハイマー患者は時計が書けなくなる。Maryの夫(Steve)が書いた時計の図はどんどん良くなったのだ。(左から右へ)。

Steves_improvements

  Yについては短期効果は感じるが、長期効果めいたものは感じない。私の仮説は、長期効果を出すにはもう少し高いケトン濃度がいるのだろう、というものだ。ケトン体には傷んだニューロンを修復するなどの効果も認められている。しかしそれらの実験は2とか4とかいう濃度で行われているのだ。

  ケトン体濃度を上げるためには、ココナツオイル(Mary Oil)を飲む量を増やす必要があるが、Yが下痢を起こさずに呑める量では0.3ぐらいまでしか上げられない。(一度だけ0.7まで行ったことはあるが)。それに対し、SteveはYの倍以上の量を呑んでいる。それが長期効果につながったのだろうと思う。

  まだ商品化はされていないが、ケトンエステルというものがある。これが使えるようになれば、腸への負担なくケトン値を上げやすくなる。そうすれば長期改善効果も期待できるのだがと首を長くして商品化を待っている。

 

 

 

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