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2016年11月20日 (日)

3型糖尿病


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  アルツハイマー病は「脳の糖尿病」だとか、「3型糖尿病」と呼ぶ、とMary Newportは書いている。
 
  1型糖尿病は、インスリンが出ない人。
  2型糖尿病はインスリンの出が悪いか、インスリンの効きが悪い人。
  3型糖尿病という名前はまだ認知度は低いが、アルツハイマー患者の脳では糖の代謝がうまくいかなくなっていることを指してつけた名前。Suzanne de la Monte (Brown Universiy, Rhode Island) が2005年にこの名を付けた。
 
  1型と2型は、血液中の糖の濃度に注目する。血中の糖がうまく体細胞に吸収されずに、血液中の糖濃度が高まるのだ。糖が体組織(特に毛細血管)を傷め、糖尿病の諸症状を引き起こす。
 
  他方、3型では血中の糖がうまく細胞に吸収されず、細胞中の糖が不足することを問題視する。つまり、血液中の糖ではなく、細胞の中の糖に注目する。細胞の中に入る糖が不足し、細胞がエネルギー不足になって、誤動作ないし、死滅する。アルツハイマー患者の脳ではこれが起きている。
 
  人間の細胞は、エネルギー源として糖のほかに、ケトン体を利用できる。3型糖尿病で糖がうまく利用できなくなった細胞でも、ケトン体をエネルギー源として利用する能力は落ちていないことが研究で確かめられている。

  であれば、血中のケトン体濃度を高めれば、アルツハイマーの脳細胞が活性化する可能性がある。血中のケトン体は中鎖脂肪酸を摂取すれば増える。中鎖脂肪酸を簡単に摂る方法としては、ココナツオイルやMCTオイルがある。
 
  Mary Newportが「脳の糖尿病」だとか、「3型糖尿病」であることを強調するのには別の狙いもあるようだ。
 
 彼女の本によると、アルツハイマー患者は、米国の公私の保険制度ではカバーしてくれないらしい。保険の対象とする「病気」の定義に当てはまらないとされているようだ。そのために苦労している家族が多い。「3型糖尿病」である、という認識を広めて、保険の対象にできるようにしたい、と彼女は考えているのだ。
 

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