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2016年11月10日 (木)

遠くに行って、違う人になって帰ってくる

  昨日、Yが外出すると言い始めたきに、「遠くに行って、違う人になって帰ってくる」と言ったのが、胸にひっかかって、考えていた。こういう言い方は初めてだったのだ。これはYの願いが吐露されたものではないか。

  Yにも自分の現状はわかっている。認知症であることは認めていないが、自分で自分がもどかしいとは思っている。「早く消えてしまいたい」とか「役立たずは死んだ方がましだ」と時々言っている。(自殺願望とまでは言えないと思うが、用心はしている)。
 
  Yの頭はモーレツ世代だ。「働かざる者食うべからず」「役立たずは生きるに値せず」の精神を刷り込まれている。だから、何もできない自分は生きる価値はないと思うのだ。
 
  冒頭の言葉は、Yのこういう切ない願いの表れではないか。遠くに行って(=今の自分を脱して)、違う人になって帰ってくる(=以前の頭脳明晰な自分に戻りたい)
 
  ちなみにYは東大を出ている。
 

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