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2016年11月 8日 (火)

糖質制限食がアルツハイマーに効く?

  Mary Newportの2冊目の本のタイトルは、
The Coconut Oil & Low-Carb Solution for Alzheimer's, Parkinson's, and Other Diseases
「アルツハイマー、パーキンソン、その他の病気、のための、ココナツオイル・低糖質対処法」
だ。
  ココナツオイルが効くことはさんざん見てきたが、改めて気になるのは、Low-Carb Solution for Alzheimer's の部分だ。糖質制限がアルツハイマーに効くと言っている理由は何か。
 
 
  彼女は二つの理由を上げている。
 
  まず、糖質制限は健康体を取り戻し、老化を防止するということ。体調が良ければアルツハイマー患者の状態もいいだろう。老化を防止することは認知症の予防にもつながる。でも「予防」では手遅れだ。彼女は、糖質制限はインスリン抵抗性が高まることを防止し、認知症の進行を遅らせるはずだ、と言っている。
 
  糖質制限と健康の関係は東銀座クリニックの福田先生の記事が参考になる。
372話 糖質を止めれば健康になる理由(その1)グルコースはタンパク質を糖化する。
373話 糖質を止めれば健康になる理由(その2)グルコースは酸化ストレスを高める
373話 糖質を止めれば健康になる理由(その3)インスリンは寿命を短くする
374話 糖質を止めれば健康になる理由(その4)インスリンはがんを促進する
378話 フルクトース(果糖)の「不健康作用」
 
  もう一点は、低糖質食がケトン値を高めるという点。実は、ケトン値を高める手段を書いた章で、彼女はココナツオイルよりも先に低糖質食をあげている。
 
  低糖質食としては、糖質を厳しく制限するケトン食(100年前からテンカンの治療法として使われていた)と、もう少し制限を緩めたマイルドな糖質制限を述べている。目安は1日60グラム以下の糖質だ。これはおにぎり2個、ないし、8枚切り食パン3枚に相当する。
 
  厳密なケトン食でないマイルドなケトン食でも0.5~2mM/L程度のケトン値になることを上記の福田先生や宗田先生が書いている。(10月29日の記事参照)
 
  ココナツオイル(MaryOil)を呑んで達成できるケトン値は0.3~0.4程度で、かつ時間とともに上下する。実生活をしているとケトン切れに陥ることも多い。ケトジェニック食による安定して高い値が得られるケトン値上昇にやはり取り組んでみるべきだと思う。
 
  ケトン値が高まれば、(糖エネルギーの取り込みが出来なくなっている)アルツハイマーの脳細胞にケトン体エネルギーが提供される、というのがケトン値をあげる理屈だった。これが実際に認知症に効果を上げたという研究報告(2012)を福田先生が紹介している。
481話 認知症とケトン体(その1) ケトン体サプリメント
 

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