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2016年12月25日 (日)

アルツハイマー型認知症の終末期

  昨日紹介した齋藤先生のYouTube講義の中で、終末期についてこう語られています。

  脳の変性・萎縮が進むと運動機能が低下します。まず歩けなくなり、立っていることもできなくなり、寝たきりとなり、食べることも難しくなり、やがて誤嚥性肺炎になって、亡くなります。悪化の速度は個人差が大きくて、3年でそうなる人もいれば15年かけてそうなる人もいます。運動機能低下の最初は細かなことができなくなることです。達筆だった人の字が乱れたりします。
 
  私が参考にさせていただいているブログ「K-World」で、奥様(Kさん)の介護をされている筆者のRoute463さんは、自分で食べられなくなったら、胃ろうなどの無理な延命はしないつもりだと書かれていました。私も、その思いは分かるな、と思っていました。衰弱しきったKさんを前に不自然な延命はすまい、本人も望まないだろうと決意されるRoute463さんの姿を想像していました。私もそうするだろうなと思っていました。
 
  しかし、現実は違う展開になったようです。Kさんは誤嚥性肺炎で入院し、鼻からの栄養補給が効いて血色もよくなって退院されたのでした。Route463さんもそのチューブを外すのは早すぎると判断され、チューブによる栄養補給を続けられています。とても外せる状況ではなかったと思いますし、外すのは、自然の成り行きに任せるというよりは、あえて手を下すような、とても不自然なことだだったでしょう。
 
  難しいものだと思います。
 
  Yは約10年遅れでKさんの跡をたどっていますが、Yの運動機能低下はまだあまり感じません。MRIでも脳の萎縮もまだそんなに進んではいないと言われています。しかし、運動機能低下の初期症状としての字の乱れはあります。箸で魚の骨が取れなくなったのもそうだろうと思います。
 
  Mary Newportの2冊目の本に、アルツハイマー病の7段階という章があります。米国のアルツハイマー協会が決めた定義です。細かく記述されていますが簡単に言えば、第1段階は潜伏期で症状は何もないが、裏では脳の変性が進みつつある段階です、第7段階はいわゆる寝たきりの状態です。この尺度に当てはめればYは第5段階まで来ています。次に来るのは運動機能低下により、排泄を含め、日常生活のすべてに介護が必要になる第6段階です。本人にとっても介護者にとってもつらい時期だと思います。
 
  なるべく長く第5段階にとどまれることを祈っています。糖質制限やココナツオイル(MaryOil)による脳へのケトン体供給がその役に立ってくれればいいのですが。
 

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