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2017年5月 1日 (月)

この家にいられるので良かったワ


にほんブログ村  昨4月30日の朝のことです。

 Yはダイニングのテーブルに座って朝のテレビ番組を見ていました。一人暮らしのあばあさんの話が出ていました。私は台所で朝食を準備しながらその音を聞いていました。
 
 Yが立ち上がって、私のところに来て、「あの・・・」と改まった感じで話しかけてきました。そして、
 
 「私は、ここにずっと居させてもらえるから良かったワ」と、私に軽く頭を下げました。
 
 二つの点でちょっと意外でした。
 
  まず、お礼・感謝めいたことを言われてことは初めてでした。「世話をしてくれている人」として認めてくれたのかな、と嬉しくなりました。
 
  Yは身内の人間関係の理解も怪しくなっています。弟や妹、息子や娘、孫たちとの関係の理解もかなり怪しくなっています。(日によって違いますが)。
 
  私との関係も、第三者との会話の中では「主人が・・」とスムーズに出てくるのですが、二人になると「お名前は何とおっしゃるの?」と聞かれることもある状態に戻ります。夫婦だったことは忘れて、「かつての同級生がなぜだかここにいて世話をしてくれている」という感じだと思います。そういう謎の同居人に今回はお礼を言ってくれたわけです。「頼ってもいい人」と認めてくれたのだな、とちょっと嬉しくなったわけです。
 
  二つ目は、この家の認識が少し変わったのかなということです。今までは、Yにとってはここは自宅ではなく、旅の途中の旅館でした。だから、毎朝、「今日はどこへ行くの?」(=次の旅先はどこ?)、「何時に発つの?」という会話をしていたわけです。だから荷物も袋に入れていつでも運べるようにしていました。ちょっと出かけるにも、たくさんの袋をもつのも、無人の宿にた大事な物を置きっぱなしにしたくなかったからです。
 
  その旅館が、「ずっといてもいい場所」に変わったわけです。これで少し、流浪の思いの心が落ち着いて安心してくれればいいな、と思っています。
 

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