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2017年6月20日 (火)

米国で認知症に処方されている「食品」アクソナ(AXONA)


にほんブログ村  米国では医者が認知症の患者に処方できるAXONAという製品があります。医薬品ではなく、医者の管理のもとに使う Medical Food という位置づけです。

 AXONAは、開発段階ではAC-1202という開発コードで呼ばれていました。

 AC-1202の臨床試験の結果が論文として発表されたのは2009年9月です。しかし、その予報的論文が2008年2月に出ています。


https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2604900/  (2008年論文)https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19664276 (2009年論文)

 Mary Newport が目にしたのは2008年の新聞発表でした。その新聞発表では、認知症に効く AC-1202 の臨床試験が進んでいることを伝えていました。

 このニュースを足がかりに、Maryは、アルツハイマー患者の脳細胞では糖の代謝が阻害されており、糖の代わりとなるケトン体を供給すれば、脳細胞を賦活できることを知ったのでした。また、AC-1202の主成分は中鎖脂肪酸であり、それはココナツから抽出されたものであることをも知ったのでした。(以上、彼女の2冊目の本より)

  彼女はAC-1202の製品化を待たず、ココナツオイルを認知症の夫に試みました。その効果が顕著だったので、彼女はココナツオイル療法の宣教師となったのでした。

  ココナツオイルについては、二重盲検法による正式の臨床試験がされていない、と以前書きましたが、AC-1202の臨床試験は二重盲検法でなされています。

  しかし、その結果がイマイチだったので、AXONA社は、米国FDAから薬としての認証をもらうための本格的二重盲検テストには進まず、(医者の処方がいる)治療用食品(Medical Food)として売り出したのでした。

  イマイチというのは、AC-1202は認知症になりやすい遺伝子(APOE4)を持った人には効かなかったのです。

  その後、AXONA社は, 医薬品としてのFDA認証を目指して、AC-1204という製品の臨床試験(FDAが定めたPhaseIII 試験)に再挑戦していましたが、昨年中止しました。製品を改善して試験をやり直すという理由のようです。(この情報はこのブログの読者の方から教えていただきました)。

 AC-1204もAC-1202と同じく、C8を主成分とする中鎖脂肪酸のグリセリンエステル(MCT)です。

 米国ではAXONAを処方するお医者さんも徐々に増えているそうですが、日本では、厚生省の認証をとっていないので、使えないでしょうね。

 でも、成分と作用機序が分かっているのですから、ココナツオイルや、MCTオイルを使えば済む話です。それでも十分効果が出る事例はMary Newportの本にいろいろ紹介されています。

 AC-1202の論文を読むと、AC-1202(AXONA)を飲むのは結構大変だと思います。60グラムの粉末(結構な量です)を500mlほどの水に溶いて朝食時に飲むのです。Yにはとても無理な量です。

 上記と同じ量の中鎖脂肪酸を、私は50mlの液体としてYにのませています。Laurin 25ml とミルク25mlを混ぜたものですが、中鎖脂肪酸の含量はAC-1202 の粉末60グラムと同じになるのです。

 

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